JazzyでBluesyなヤツ(Memory of DRAMBUIE)
spreadmywingssite.wordpress.com·11w
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もう随分、前のことになる。 以前の職場にある日、新しい事務員が入職してきた。 その歓迎会の日、彼女の案内で、彼女がよく使っているバーに二次会か三次会だったか、同僚共々、お邪魔した。 ワイワイとやっているうちにマスターからお客さんのリクエストでカクテルを作りますよ、という話になり、それぞれにイメージだけ伝えてそれに合ったカクテルを出してもらったのだが、筆者の番になってどうするかとなったときにふと思いついて「Jazzy でBluesyなヤツを」とお願いしてみた。 ちょうど、音楽的にスタンダードなジャズやブルースといったルーツの部分に目が行き始めた時期でもあったのだ。 その時出てきたカクテルは、ウイスキーのタンブラーサイズのグラスで見た目もウイスキーっぽいのだが、味はというとウイスキーというには不思議なまろやかさと穏やかな甘さ、微かなハーブとスパイシーな香り、何だか分からないけれど実に「JazzyでBluesyな感じ」であった。 が、おいしくておかわりもしたくせに、一体全体、どういうレシピで作られたのかは分からないままだった。

そんなお酒との出逢いをもたらしてくれた呑兵衛の彼女、その後、数年して不意に退職していった。 年齢も近かったことやギターを趣味にやっていた共通点もあって結構、仲良くしていたのだが(例の「スガシカオを紹介してくれた」のも彼女だ)、やはり退職してからは縁も遠くなり、その後は年賀状のやり取りがか細く続くのみとなった。 豪快な感じのキャラで売っていた一方で結構、繊細で無理をしてしまうタイプの彼女、その後に就いた仕事でも無理をし過ぎて身体を壊した、…

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